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重水
世の中の物質というのは原子が結びついてできるわけだがその性質はほぼ電子と陽子が決めるので、物質中の原子が同位体に置き換わっててもほとんど性質は変わらないが、少し重さに違いがでる。通常の水が少し重い同位体に置き換わったものを重水という。ウィキペディアでその重水の記事を読んで面白いと思った。重水は普通の水とほとんど性質が変わらないと思っていたので特に一番下の記述が面白かった
>重水(じゅうすい、heavy water)とは、質量数の大きい同位体の水分子を多く含み、通常の水より比重の大きい水のことである。物理的・化学的性質が通常の水と若干異なる。重水に対して通常の水1H216Oを軽水と呼ぶ。
>通常の水はであるが、重水は水素の同位体である重水素(デューテリウム: D, 2H)や三重水素(トリチウム: T, 3H)、酸素の同位体 17O や 18O などを含む。なお通常の水はH216Oが99.76%からなるが、H218O0.17%、H217O0.037%、HD16O0.032%などの水もわずかながら含まれている[1]。
>狭義には化学式 D2O、すなわち重水素二つと質量数16の酸素によりなる水のことを言い、単に「重水」と言った場合はこれを指すことが多い。別名に酸化重水素 (deuterium oxide, Water-d2) など。自然界では、D2O としての重水はほとんど存在せず、重水は DHO の分子式として存在する。
>D2O で表される重水の融点は3.82 °C = 276.97 K (1 atm)、沸点は101.43 °C = 374.58 K (1 atm) である。また密度は、1.105 g/cm3 (1 atm, 20 °C) である。粘性は20 °Cで0.00125 Pa·s。
>またO-D結合は同位体効果により、D2O は H2O よりも電気分解の速度が遅い。 このような軽水と重水の性質の違いを利用して、重水をわずかに含む天然の水から濃縮、分離することができる。
>重水は、物質の溶解度、電気伝導度、電離度などの物性や反応速度が軽水とは異なる値を示す。それ故、飲料水などとして大量に(体重に対して数十%以上)摂取すると生体内反応に失調をきたす。重水中では魚類はすべて死に、植物は発芽しない。微生物は重水中でも培養できるものもある
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